端末監視
端末監視
1. 概要
端末監視の設定を行うページです。
監視対象と監視方法を指定することで、端末の通信状態を監視することができます。
また、端末の状態変化が発生した際に実行するアクションを指定しておくことができます。
端末監視の設定は Web GUI からのみ行うことができます。
端末監視の設定内容は CONFIG ファイルに表示されませんが、CONFIG ファイルに対する操作 ( erase startup-config など ) を行なうと端末監視の設定に対しても同様の操作が行われます。
LLDP による自動設定機能が有効の場合、本機に接続されたヤマハ無線 AP を自動的に LLDP で監視します。
2. トップページ
端末監視のトップページです。
2.1. 監視端末の一覧
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監視端末の状態と設定が表示されます
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表の項目の説明は以下のとおりです
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チェックボックス
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監視端末の設定を削除する際にチェックを入れます
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状態
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監視端末の状態として以下のいずれかが表示されます
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IDLE
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UP
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DOWN
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上記状態の判定条件は、監視端末の状態の判定条件 を参照してください
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監視対象
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監視対象の情報が表示されます
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監視種別が Ping の場合は、監視端末の IP アドレスが表示されます
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監視種別が Ping 以外の場合は、インターフェース番号が表示されます
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機器名
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監視端末の機器名が表示されます
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監視種別
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監視端末の監視種別として以下のいずれかが表示されます
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Ping
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フレーム受信量
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LLDP
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PoE給電
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監視端末の PoE 給電状況として以下のいずれかが表示されます
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給電中 (Class 0)
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給電中 (Class 1)
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給電中 (Class 2)
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給電中 (Class 3)
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給電中 (Class 4)
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停止中
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「新規」ボタンを押すと、監視端末の新規設定を行うページが表示されます
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「設定」ボタンを押すと、選択した監視端末の設定変更を行うページが表示されます
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「更新」ボタンを押すと、表の内容が更新されます
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「削除」ボタンを押すと、チェックボックスにチェックを入れたすべての監視端末の設定が削除されます
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監視端末は最大で 256 個まで設定することができます
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この内、Ping による監視は最大で 64 個まで設定することができます
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3. 監視端末の設定ページ
監視端末の設定を行うページです。
設定を入力後、「確認」ボタンを押してください。
確認画面の入力内容に間違いがなければ、「設定の確定」ボタンを押してください。
3.1. 監視端末の設定
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機器名
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機器名を指定します
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入力可能文字は ? を除いた半角英数記号です
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入力可能文字数は 80 文字です
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監視種別
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監視する方法を以下から選択します
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Pingによる疎通監視
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フレーム受信量監視
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LLDP受信間隔監視
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本項目は設定変更時には変更できません
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Ping送信先IPアドレス
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Ping を送信する IP アドレスを指定します
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本項目は項目「監視種別」にて Ping による疎通監視 を選択した場合に限り表示されます
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応答待ち時間
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Ping の応答に失敗したと判断するまでの時間を指定します
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入力範囲は 1 - 60 です
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本項目は項目「監視種別」にて Ping による疎通監視 を選択した場合に限り表示されます
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ダウン検出までの失敗回数
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監視端末がダウンしたと判定するまでの Ping 応答失敗回数を指定します
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入力範囲は 1 - 100 です
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本項目は項目「監視種別」にて Ping による疎通監視 を選択した場合に限り表示されます
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ポート
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フレームの監視を行うポートを指定します
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入力形式は portX.YY です
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本項目は項目「監視種別」にて フレーム受信量監視 または LLDP 受信間隔監視を選択した場合に限り表示されます
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監視開始帯域値
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フレーム受信量監視を開始する帯域値を指定します
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入力範囲は 1 - 1000000000 です
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本項目は項目「監視種別」にて フレーム受信量監視 を選択した場合に限り表示されます
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ダウン検出帯域値
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監視端末がダウンと判定する帯域値を指定します
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入力範囲は 0 - 999999999 です
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本項目で指定する値は項目「監視開始帯域値」より小さい値である必要があります
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本項目は項目「監視種別」にて フレーム受信量監視 を選択した場合に限り表示されます
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状態変化を検出した時の動作
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PoE給電一時停止による端末再起動
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ダウン検出時に限り、対象ポートの PoE 給電を一時的に停止します
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対象ポート
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PoE 給電を停止するポートを指定します
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入力形式は portX.YY です
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本項目は項目「監視種別」にて Ping による疎通監視 を選択した場合に限り表示されます
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給電停止期間
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PoE 給電を停止する時間を指定します
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入力範囲は 1 - 60 です
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SNMP Trapの送信
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状態変化を検出した際、SNMP マネージャーに Trap を通知します
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メール通知
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状態変化を検出した際、メールを送信します
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メールが送信されるようにするには、メールサーバーや宛先などの設定を行う必要があります
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更に、「メール通知の設定」で「通知内容」として 端末監視の状態通知 を選択しておく必要があります
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メールサーバーやメールテンプレートの設定は メール通知 ページで行います
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4. 監視端末の状態の判定条件
監視端末の状態が変化するときの条件について説明します。
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Ping による監視
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本機から発信した Ping パケットが、設定した 応答待ち時間 が経過しても返ってこなかった場合を失敗 1 回としてカウントし、その失敗回数によって状態を判定します
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状態変化の条件は以下になります
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IDLE 状態
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監視端末の設定後、初回の状態判定が完了していない
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UP 状態
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設定した ダウン検出までの失敗回数 分、連続して Ping 送信が失敗していない
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DOWN 状態
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設定した ダウン検出までの失敗回数 分、連続して Ping 送信が失敗している
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フレーム受信量による監視
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監視対象ポートのフレーム受信量を測定して状態を判定します
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状態変化の条件は以下になります
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IDLE 状態
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監視端末の設定後、監視対象ポートのフレーム受信量が一度も設定した 監視開始帯域 を超えていない
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UP 状態
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監視対象ポートのフレーム受信量が設定した 監視開始帯域 を超えた後、ダウン検出帯域値 を下回っていない
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DOWN 状態で監視対象ポートのフレーム受信量が ダウン検出帯域値 を上回った
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DOWN 状態
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UP 状態で監視対象ポートのフレーム受信量が ダウン検出帯域値 を下回った
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LLDP による監視
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監視対象ポートでの LLDP フレームの受信状況によって状態を判定します
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状態変化の条件は以下になります
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IDLE 状態
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監視端末の設定後、監視対象ポートで LLDP フレームを一度も受信していない
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UP 状態
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監視対象ポートで、前回受け取った LLDP フレームの TTL 時間内に次の LLDP フレームが受信できた
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DOWN 状態で、監視対象ポートで LLDP フレームを受信した
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DOWN 状態
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監視対象ポートで、前回受け取った LLDP フレームの TTL 時間内に次の LLDP フレームが受信できなかった
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